最上(さいじょう)さまってどんなかみさま?
・当坊は古来より商売繁盛、大漁豊作の神様として名高い最上さまをお祀りしております。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷、岡山の最上稲荷が日本三大稲荷とされています。
・当坊におきましては『身延の最上さま』として皆様に親しまれ、全国より多くの方にお参りを頂いております。裏山の山上には当坊境内を見下ろし、守護下さるように本社がございます。
・本堂の左側から本社へと続く参道、『桜のこみち』がございます。傾斜がありますが、足が大丈夫な方はご自由にお参り下さい。3月のお彼岸頃から、4月第1週位の間は裏山に植樹した約60本の紅しだれ桜が開花しお花見も楽しめます。
最上さま本社 裏山の本社参道
また、門前には先代三十二世 日演上人の霊夢に三十一世 日宣上人が現れ、「山上の本社にまで行けない皆様の為にお参りができるよう、門前に分社を建立せよ。」との啓示により分社をお祀りしております。
門前の分社
・最上さまは正式には最上位経王大菩薩(さいじょういきょうおうだいぼさつ)とお呼びします。人々を救うことを誓った、法華経の守護神です。
・最上とは読んで字の如く最も上を、経王とはたくさんあるお経の中で、最も優れていることを意味し、共に法華経の事をさしています。
・最上さまは女神(かなり美人)のお姿をしています。左の肩に稲のたばをかつぎ、右の手にはカマを持っています。また白いきつねに乗り、そのきつねは如意宝珠(にょいほうじゅ・お経の中で説かれるすごい宝もの)を口にくわえています。
最上さまのお姿 最上さまを安置する御宝前
・左の肩の稲のたばは、最上さまが五穀豊穣のかみさまであることを示し、また食料をもって人々の生活を守護することを意味しています。
・右手のかまは農作を示し、さらに労働を守護し、悪をはらう意味を表しています。白いきつねがくわえている宝ものは、願いが叶い、幸せを手に入れられることを表しています。
・八大龍王、三面大黒天、荒熊天王など77もの眷属(けんぞく・忠実な部下)を従え、人々を守護し、さまざまな願いを叶えて下さるとされています。
どんな願いをかなえてくれるの?
1位・・・豊作、大漁 (最上さまかなり得意)
2位・・・商売繁盛 (最上さまかなり得意)
3位・・・良縁成就 (最上さま得意)
4位・・・子宝、安産 (最上さま得意)
5位・・・学業成就 (最上さまがんばる)
6位・・・その他むずかしい願いごと (最上さま無理してがんばる)
ごあんない
宿坊は仏教寺院などで、おもに修行中の僧侶が寝泊りをする建物でありました。
本来は僧侶のみが宿泊する施設でしたが、平安時代の寺社参詣の普及により、貴族や武士、更には一般の参詣者も宿泊させるようになりました。
現在ではお寺の団体参拝はもちろんの事、個人、日蓮宗の信徒ではないお客様もお泊り頂けます。
お寺に泊まるの?と疑問に思う方もおられると存じますが、ホテル、旅館とはまた違う趣がございます。
お泊りの際は、早起きをして、ぜひ日蓮宗総本山 久遠寺の朝勤(ちょうごん=朝のお経)にお出かけ下さい。
身延山の霊気と久遠寺の荘厳な空気に身も心も癒されます。
また、当坊秘伝の御祈祷を用いた、ご祈願、ご相談、ご供養も随時受け付けておりますので、お若い方もお気軽にお申し付け下さい。
なお、当坊には福島県の会津磐梯山の噴火を鎮める為にその当時、麓に安置されたと伝えられるお佛舎利(お釈迦さまのご遺骨)も奉安されております。このお佛舎利は身延山 奥の院 思親閣のお釈迦さまの胎内と神奈川県の宗教法人思親会に当坊より分祀されています。こちらのお開帳(お佛舎利を特別に拝んで頂く為のお経)も随時受け付けておりますので、お問い合わせ下さい。
ご希望により、写経体験や日蓮宗独自の唱題行(しょうだいぎょう・瞑想を組み込んだ、お題目を専門にお唱えする修行法)も体験できます。
いのちにシャワーのお参りに、ぜひ身延山へお越し下さい。心より、お待ち申し上げます。
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